同居人のVogelちゃんのお母さんが遊びにやって来た。
/⌒ヽ ∩ ^ω^) | ⊂ノ | _⊃ し ⌒
「Botanical garden行くけど、あずきもどう?」と誘ってくれた。
てっきりオーガニックのカフェのことかと思って、「行く」と答えた。
/⌒ヽ (^ω^ ) テクテク… _( ⊂ i . └ ー-J
着いたところは植物園。
/⊃⌒ヽ |( ^ω^) ヽ ⊂) (,,つ .ノ し'
ここからあずきちゃんの悲劇の時間が始まる。
/つ⌒ヽ /つ⌒ヽ〈( ^ω^) |( ^ω^)ヽ ⊂ニ) ヽ__と/ ̄ ̄ ̄/ |  ̄\/___/ ̄
まず向かった先は、珍しい種類の蝶がいるエリア。
たくさんの蝶が放飼いにされていて、触れ合うことができるのだ。
n /⌒ヽ (ヨ(^ω^ ) Y つ
しかしあずきちゃん、大の蝶嫌い。
( ゚д゚) _(__つ/ ̄ ̄ ̄/_ \/ /  ̄ ̄ ̄
蝶蝶というかイモムシが大嫌い。
∧ /´。 `ーァ { 々 ゚l´ / っ /っ / / ∪^∪
摂理に来る前のあずきちゃん、眠れない夜には雑念が襲って来ていた。
。 ヽ从/ ∧ ∧ (゚Д゚;):. _ r'⌒と、j ミ ヽ ノ ,.ィ' `ヽ. / / i!./ (_,. // く.,_`^''ー-、_,,..ノ/ `~`''ー--‐'
「今、目を開て幽霊がいたらどうしよう。」
∧_∧ ( ´・ω・) ( つ旦と) と_)_)
そしてどんどん怖くなる。
/⌒ヽ く/・〝 ⌒ヽ | 3 (∪ ̄] く、・〟 (∩ ̄]  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「よし、次はイモムシを考えよう。」
∧_∧ ◯( ´∀` )◯ \ / _/ __ \_ (_/ \_)
「やっぱ、無理無理無理。」
∧_∧ (ill´Д`) ノ つ!;:i;l 。゚・ と__)i:;l|;:;::;:::⊃ ⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
気持ち悪さを打ち消すためにまた幽霊について考える。
Λ_Λ <丶`∀´> ( ̄ ⊃・∀・)) | | ̄| ̄ 〈_フ__フ
「怖い怖い怖い。」
:∧,,_∧ヘ,,_∧::: ::<; `Д´>Д´;>:::... :(´ `つ ⊂´ ):.. :と__))((__つ:
そしたら次にイモムシについて考える。
∧_∧ (ill´Д`) ノ つ!;:i;l 。゚・ と__)i:;l|;:;::;:::⊃ ⊂;::;.,.';;;;'::.:.;::.⊃
この繰り返し。
そしていつの間にか眠りにつく。
||| || | ||| || | ガッ h ∧冊冊冊冊 ( `Д´)つ / _ノ⌒⌒⌒`~、_ ( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ) ⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
なんてくだらないんだ。
\,,(' ⌒`;;) アイゴ!!,' (;; (´・:;⌒)/ ∧_∧(;. (´⌒` ,;) ) ’ Σ<#;`Д´>((´:,(’ ,; ;'),` ⊂ヽ ⊂ ) / ̄ ̄ ̄/  ̄ ̄ ̄\/___/ ̄ ̄ ̄
考えの次元、低。
(´・ω・`) / `ヽ. __/ ┃)) __i | / ヽ,,⌒)___(,,ノ\
あずきちゃん、田舎育ちのくせに小さなイモムシを見るだけで、呼吸困難に陥る。
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そんなあずきちゃんが、
とうとうヤツらのエリアに足を踏み入れた。
♪ Å ♪ / \ ヽ(´Д`;)ノ ( へ) く
そこには大きな幼虫の写真がドーン。ドーン。ドーンと展示してあり、たくさんの蝶蝶が飛び回っていた。
∧ /´。 `ーァ { 々 ゚l´ / っ /っ / / ∪^∪
ひいいいいいいい。
∧∧ /⌒ヽ) i三 ∪ ○三 | (/~∪ 三三 三三 三三三
しかし他の蝶よりも輝く蝶がいた。
♪ /⌒ヽ ( ^ω^))) (( ( つ ヽ、 ♪ 〉 と/ ))) (__/^(_)
その名も天国の輝き。
(直訳しただけで、日本名は知らない。.)
とても煌びやかで優雅に舞っていた。
♪ /⌒ヽ ( ^ω^))) (( ( つ ヽ、 ♪ 〉 と/ ))) (__/^(_)
さすが、天国と名前がついてるだけある。
けど、やっぱりコワカッタ。
(´・ω・`)・ω・`) キャー / つ⊂ \ コワーイ
「幼虫のように地面にへばりついて終わる人生」、そして「蝶のように変化して天に行く人生」、このように2つの人生に分かれる。
2014-06-07
蝉の幼虫と蝶の幼虫がもう一段階次元を上げたら、復活して、それ以上地面で生きないで、蝉の神、蝶の神になって天を飛び回る。
2012-05-09
あずきちゃん、摂理に来てなかったら確実イモムシのように地面にへばりついて終わる人生だった。