一番下の子ブタのようになろうの巻

 

あずきちゃんは小さい頃、お風呂が嫌いだった。

そんなあずきちゃんにおばあちゃんはよく、お風呂で昔話を話してくれた。

すると不思議と静かにおばあちゃんのお話に夢中になって、嫌いなバスタイムも克服。

 

 

【三匹の子ブタ】

 

むか〜し、むかしあるところにお母さんブタ三匹の子ブタがおりました。

 

お母さんブタは三匹の子ブタを自立させるために、自分たちの家を作らせました。

 

お昼寝が大好きな一番上の子ブタは、ちゃちゃっと藁で簡単に家を作ってお昼寝をしていました。

 

 

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そこに、お腹を空かせたオオカミが、藁で出来た子ブタの家にやってきて「俺をお家に入れておくれ。」と頼みました。

 

一番上の子ブタは「いやだよ〜。そんなことしたら僕が食べられてしまうじゃないか。」

 

するとオオカミは「こんな家なんか、俺様の息で吹き飛ばしてしまおう」

 

 

ぷぅ〜。

 

 

 

藁の家は崩壊し、一番上の子ブタは二番目の子ブタの家に逃げ込みました。

 

食いしん坊の二番目の子ブタは、木こりから貰った木で家を作りました。

 

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またもや、オオカミがやってきて

 

「こんな家なんか、吹き飛ばしてやる。」

 

ぷぅ〜。

 

 

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?!

 

 

 

「あれれ?!びくともしない。」

 

「こうなったら、次は体当たりだ。」

 

 

どすん。

 

 

すると木の家も壊れてしまい、二匹の子ブタは一番下の子ブタの家に逃げ込みます。

 

一番下の子ブタは、少々臆病だったので時間をかけて、頑丈なレンガの家を作っていました。

 

 

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またまたオオカミがやってきて

 

「俺様を中に入れろ。入れないと家を壊すぞ。」

 

ぷぅ〜。

 

 

どすん。

 

 

 

 

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!!

 

 

 

「あれれ?ちっともびくともしないぞ。」

 

「うしし、煙突から侵入してやろう。」

 

 

 

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知恵のある一番下の子ブタは熱湯が煮えたぎった鍋を煙突の下に用意をしました。

 

 

 

 

見事オオカミはその罠にひっかかり、大やけどをして逃げて行きました。

 

 

 

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そして三匹の子ブタは仲良くレンガの家で暮らしたとさ。

 

 

   〃∩  ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)  
     `ヽ_っ⌒/⌒c
        ⌒ ⌒

 

 

※あずきちゃんの記憶にある範囲で書いたので、忠実ではありません。

 

 

 

このお話からわかるように、楽を求め、その場限りのことしか考えず行動すると、後々大変になる。

 

 

 

一番下の子ブタのように、そのときは大変だとしても先のことを考えて行動した結果、結局それが一番楽な道となる。

 

 

 

 

だから、一番下の子ブタのように大変でも努力して完全につくろう!ということ。

 

 

 

 

   〃∩  ∧_∧
   ⊂⌒(  ・ω・)  ふむふむ
     `ヽ_っ⌒/⌒c
        ⌒ ⌒

 

 

 

原始人たちは家を臨時に作っておいて、道も小道を作ってその道を行き来して暮らす。大変だから楽をしようとして簡単に作ったけれども、結局限界が来て、その家に住むことも大変で、その道を行き来することも大変だ。

 

 

完全に作って生きてこそ楽だ

2016年11月2日

 

 

 

画像はイラストが可愛くて、はーちゃんの気晴らし日記からお借りしました。