新約聖書を読むと、マグダラのマリヤという女性が出てきます。
マリヤは、持っていた高価な香油をイエス様の足に注ぎました。
(香油は、当時、自分の新郎となる人に注ぐものだったそうです。)
ルカによる福音書7章36~48節を見てみると、こうあります。
7:36 あるパリサイ人がイエスに、食事を共にしたいと申し出たので、 そのパリサイ人の家にはいって食卓に着かれた。
7:37 するとそのとき、その町で罪の女であったものが、パリサイ人の家で食卓に着いておられることを聞いて、 香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、
7:38 泣きながら、イエスのうしろでその足もとに寄り、まず涙でイエスの足をぬらし、自分の髪の毛でぬぐい、そして、 その足に接吻して、香油を塗った。
7:39 イエスを招いたパリサイ人がそれを見て、心の中で言った、「もしこの人が預言者であるなら、 自分にさわっている女がだれだか、どんな女かわかるはずだ。 それは罪の女なのだから」。
7:40 そこでイエスは彼にむかって言われた、「シモン、あなたに言うことがある」。彼は「先生、おっしゃってください」 と言った。
7:41 イエスが言われた、「ある金貸しに金をかりた人がふたりいたが、ひとりは五百デナリ、 もうひとりは五十デナリを借りていた。
7:42 ところが、返すことができなかったので、彼はふたり共ゆるしてやった。このふたりのうちで、 どちらが彼を多く愛するだろうか」。
7:43 シモンが答えて言った、「多くゆるしてもらったほうだと思います」。イエスが言われた、「 あなたの判断は正しい」。
7:44 それから女の方に振り向いて、シモンに言われた、「この女を見ないか。わたしがあなたの家にはいってきた時に、 あなたは足を洗う水をくれなかった。ところが、 この女は涙でわたしの足をぬらし、髪の毛でふいてくれた。
7:45 あなたはわたしに接吻をしてくれなかったが、彼女はわたしが家にはいった時から、 わたしの足に接吻をしてやまなかった。
7:46 あなたはわたしの頭に油を塗ってくれなかったが、彼女はわたしの足に香油を塗ってくれた。
7:47 それであなたに言うが、この女は多く愛したから、その多くの罪はゆるされているのである。 少しだけゆるされた者は、少しだけしか愛さない」。
7:48 そして女に、「あなたの罪はゆるされた」と言われた。
マリヤは罪を多く犯したけれど、許されて、
そして、多く許された分、多く愛したのだなと分かります。
以前、マグダラのマリヤを題材に、
ダンス演劇で演じさせてもらったことがありました。
その時まで、 自分とマリヤは全く関係がないと思っていたのですが、
聖書を読み、マリヤについて祈るうちに、
あ、この人は、私のことだ…!
と、衝撃を受けるようになりました。
私は、社会人になってから、摂理の人に出会い、伝道されました。
悪い習慣もたくさんあったし、
自己否定的な考え方も強く、
捨てるべきものがとてもが多かったです。
こんな私を、神様は受け入れて、罪を許してくださいました。
神様の愛を受けて、
たくさん許されたから、
私から愛する気持ちも深くなっていきました。
だから、私がマグダラのマリアのような人だ、と告白します。
聖書に書いてあるのは、他人事ではなく、
まさに『自分』へのメッセージです。
神様のメッセージは、一人ひとりに個別に届きます。
これがまさに、神様の全能さのひとつですね。
もうすぐクリスマス。
約2000年前に生まれ、神様の御言葉を伝え、十字架を背負られたイエス様は、
今の時代に生きている私たち一人ひとりのためにもそうされた、
ということを少しでも考える方が増えたらいいなと思います。
クリスマスの主人公をお迎えして、
素敵なクリスマスを過ごしましょう~♡
☆☆☆Merry Christmas☆☆☆