妹の大豆ちゃんはとにかく目立つ。
小さい頃から良い意味でも悪い意味でも名前が知れ渡っていて、「大豆ちゃんは将来大物になるぞ」と多くの人に言われていた。
∧_∧ /\( ・∀・)/ヽ ( ● と つ ● ) \/⊂、 ノ \ノ し'
一方のあずきちゃんは特に目立つものもないし、「あずきちゃん」というより「大豆ちゃんのお姉ちゃん」としてしか認識されていなかった。
それにあずきちゃんは友達と一緒にいても、あずきちゃんはぱっとしないし、むしろいつも引き立て役だ。
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何度も自分の容姿を悔いた。
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「見てろよ。芋娘だけど、絶対大きなことやって将来輝いてやる。」と、あずきちゃんは決心した。
人 ∧_∧ ( 0 ) < `∀´> л シュボッ  ̄ \ ( E) フ /ヽ ヽ_//
はじめからきれいでよさそうに見える土地や地形や物は、他の人も分かって、買っていく。
人間もはじめからよさそうに見えたら、他の人たちも分かって、連れて行く。
最初はぱっとしない形であってこそ、他の人たちが気づかず、自分だけが分かって、奪われない。
結局「自分のもの」として美しく作る。その時からは自分のものだから売らないし、奪われない。月明洞もそうだった。
2016-11-25
『みにくいアヒルの子』
むかしむかしあるところに、アヒルのお母さんがタマゴを温めていました。
タマゴがひとつずつ割れ、黄色くて小さな可愛いアヒルのヒナたちが生まれました。
最後に割れた一番大きなタマゴから出て来たのは、体が大きな みにくいヒナでした。
このみにくいアヒルの子は兄弟たちからいじめられました。
ついにはいつも守ってくれていたお母さんからも「本当にみにくい子。いっそのこと、遠くに行ってくれたらねぇ」と。
このみにくいアヒルの子は耐えきれなくなり、飛び出してしまいました。
飛び出したものの、どこに行ってもいじめられる日々。
このみにくいアヒルの子は人目につかない場所で孤独に生活していました。
秋になった頃、あたたかい国へ飛んで行くとても美しい白鳥の群れを目にしました。
「ボクもあのように真っ白な翼で飛べたら、どんなに幸せだろう…」と思いながら、寒い寒い冬を耐え忍びました。
暖かい春がやってきて、ウキウキしながら翼を羽ばたいてみたところ…
体が浮くではありませんか。
「わぁ、ボク飛べるんだ」
夢中で羽ばたき、お堀に舞い降りると白鳥の群れが一斉に近づいてきました。
「あぁ、ボクは殺されるんだ」
すると
「初めまして、新人さん。」と優しく迎え入れてくれたではありませんか。
みにくいアヒルの子は驚いて、水に写った自分の姿を見ると、もはやみにくいアヒルの姿ではなく、真っ白に輝く白鳥の姿でした。
THE END
自分を自分の視点で見たときと、神様の視点で見たときでは大きく違う。
自分を人間の視点で見たときと、神様の視点で見たときも大きく違う。
世の中で認められなくて自分には価値がないと思っていたとしても、神様の元にくれば必ず輝かせてくださる。
画像 Ugly Duckling by Disney