言語の大切さ。病気になったらたまったもんじゃない! アメリカ駐在編。

本帰国(駐在から日本へ完全に帰国すること)まで10日を切った日。

引っ越しの荷物の仕分け、学校や病院の手続き、
車を売ったり、日本での生活の手続きなど、
やることが目まぐるしく、文字通り「目が回る」忙しさを体感してた時、

なんと歯が痛くなってきたのを感じました…。
 
疲れたり、天気が悪いと、歯痛がすることがあるのですが、
今回もそうかな、と様子を見ていました。
 
しかし、日に日に歯痛がひどくなり、心配になりました。
これは、何かが起こっている…!と思い、
ひとまずかかりつけの歯医者へ電話し、
2日後に緊急で見てもらうことになりました。
 
それから、痛みはさらにひどくなり、しまいには寝れないほどに…。
アメリカの鎮痛剤で有名なタイレノールを服用しても、痛くて話もできない…( ;∀;)
 
その歯は、もう10年以上前に歯の神経の治療をしてもらって、神経がない歯です。
ネットで調べてみたら、神経のない歯がまた痛むときは、
歯の根っこが欠けたりして、抜歯しなければいけない、と…Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
どうなるんだろうか…涙。と思いつつ、
でもまずは病院で診てもらえることに安心しながら2日間待ちました。
 
歯医者さんに診てもらったところ、
神経のところでインフェクション(感染)を起こしているから、
エンドドンティスト(神経治療を専門にしている歯医者)に行かなければならない
自分たちにはできることはない、と言われました Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン
 
それでも、私の代わりに、いくつかエンドドンティストに電話してくれ、
緊急で診てもらえないかと、キャンセルリストに入れてもらうよう頼んでくれました。
一番早くても、1週間後(すでに帰国後)と言われ神様に切実に祈りました。
アメリカの歯医者は、なかなかすぐに診てもらえないことが多いんです…
 
そこで、ドクターをしているママ友に相談し
「感染しているなら抗生物質が効くから歯医者に出してもらってとアドバイスをもらい、薬を出してもらいました。
それを飲んでから、痛みがだいぶ楽になりました
また、歯痛にはタイレノールよりイブプロフェンが良いことも教えてもらい、さっそく服用して痛みが緩和されました!
(私を助けるために、アメリカでも必要な友達ができるようにしてくださった神様です!)
 
さあ、今後どうなるのか…。
このまま痛み止めを飲んで1週間我慢して帰国し、1週間の隔離をし、実家に移動して、日本の歯医者さんに行くしかないのか、
アメリカでキャンセル待ちで空きが出て治療してもらえるのか、
そもそも、その治療も1回で終わるものなのか、
えー-!?どうなるのー--!?涙。
もう頭の中はぐるぐる!しかも歯が痛い( ;∀;)
 
この際、背に腹は代えられないと思い、
もう片っ端から連絡してみよう!と決心して
エンドドンティストを検索して、見つけた複数のところに緊急で治療してほしい旨を連絡しました
 
次の日の朝、メールを一件もらい、予約したいなら電話して、とのこと!!
英語力はどうであれ、すぐに電話をして、状況を伝え、3日後に予約を取ることができました
治療も普通なら1回で済む、とのこと。
そしてその日は、もう夫も最後の仕事を終え、引っ越しのために空けてあった日。
予約の日が、夫の最終出勤日になったら、休んでもらわないといけなくて、それはどうしても避けたかったんです。最後の日にはゆっくり職場で過ごしてほしかったからー。
 
 
ちょっと話はそれますが、
赤ちゃんがそばにいながら、お母さんが病気になるって本当に致命的です…。
歯医者って時間がかかるから、連れていくわけにもいかないし、預けるにも1才とか1才半とかになっていないと一時預かりしてくれるところもなく。
産後で体力落ちてるときにママは病気や歯が痛くなったりすることもあるのに、
それを助けてもらえる環境はほとんどないのが現実です…
しかも、授乳中なら薬を飲んでいいのかどうかも、産婦人科医に聞かないといけなかったりと
色々面倒でもあるのです…(;^_^A
 
 
そして、いよいよ治療の日。
緊張してエンドドンティストへ。
必要書類を何枚も書いて、治療室へ。
ドクターにレントゲンを診てもらったときに、
 
「この10年、神経の治療をしてから問題がなかったのに、
 今回突然痛みが出たっていうことは、中で歯が欠けている可能性が高い。
 それは実際に削って、見てみないと分からない。
 もし欠けていたら、抜歯が必要で、ここではやっていないから
 またあなたの歯医者でアポイントメントを取って。」と。
 
いやー、ここで治療してもらおうと思ってきたのに、また歯医者へ戻らないといけないかもなのー!?( ;∀;)
それでもひとまずかぶせ物を削って、見てみないと分からないから、治療を始めてもらうことにしました。
 
 
麻酔をして、ドクターは顕微鏡を使って、細いドリルのようなもので歯に穴をあけました。
しばらくして、
歯は欠けていないよ!神経の治療を再度しましょう!」と言ってくれました!!
 
ひとまず、抜歯にならず、また歯医者へ戻ることなく治療してもらえることに感謝しました。
 
1時間ほどの治療を終え、ビフォーアフターのレントゲン写真を見せてもらったんですが、
同じ神経の治療をしてもこんなに違うんか!と素人の私が思うほどしっかりと治療されているのが分かりました。
あとは、日本にいってから、かぶせ物をしっかり作ってもらいます。
 
 
前置きが長くなったんですが、
今回、英語がある程度できて良かった、と強く感じました…!!
駐在に付いてきた奥さんでも、英語を勉強する方もいるし、全くしない方もいます。
でも私は、ある程度は勉強することを強くお勧めします!!!
 
急に自分や家族が病気や歯が痛くなったとき、すぐに対応できるのは自分だけです。
ある程度の英語ができれば、すぐ電話もして、緊急の対処もできるのです。
 
私の場合、帰国まで10日もない時の出来事だったから、非常に緊急事態です。
しかも日本に行ったら強制隔離+自主隔離(七日)があって、その間は病院へ行けない。
帰国前に治療してもらえるのか、もらえないかの瀬戸際でした。
 
神様が私の行いの上に共にしてくださり、
無事に治療もしてもらって帰国を迎えるようになったことに感謝します!
 
駐在生活の最後の最後に、こんなに英語についてその貴重さを悟るようになるとは…。
英語は、地元のコミュニティカレッジに通ったり、チューターさんを付けて会話の練習をしたりして、学んできました。
自分を作った分、神様が自分を通しても働きかけてくださった切実体験でした。
 
神様、私から痛みを取り除いてくださり、生かしてくださり、感謝します( ;∀;)♡
 
 
 
 

ABOUTこの記事をかいた人

外資系勤務を経て摂理で結婚。アメリカで駐在妻生活5年を過ごして帰国。3人の子育てママとして、暮らしの中の出来事を書いていきます♡