母の安全基地

 

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転職の合間に色々なタイミングが重なって、
1月から実家で過ごした日々が終わった。
過ぎてみればあっという間だったなあ。

家族との記憶を振り返った時に、
今までは嫌な思い出が先に思い出された。
それなのに今回のわたしは、

「楽しかった〜正直まだ実家で過ごしたい気もするなあ。名残惜しいなあ。」と思っている。

前代未聞。

昔から母とわたしは折り合いが悪く、
一時は絶縁したいと思ったこともあった。
けれど過去の不仲は勘違いかと思うくらい、
本当に仲良く過ごすことができた。
もちろんぶつかったこともあったし、
母の言動にダメージを受けまくり、
限界になって一晩ホテルに泊まったことも。
それでも後から話し合いで解決できた。

先週からひとり暮らしに戻って、
強めの喪失感というか寂しさを感じた。
この感情を考えてみると、
少し母と癒着気味になってたのかなと思う。
母の機嫌を伺わず過ごそうと思っていたけれど、
思い切りメンタルを左右された時も多かった。
話し合って解決してきたことはよかったけど、
共依存になってしまうのはよくない。

とは言っても完璧に過ごすことは難しいし、
今回しばらく一緒に過ごしたことで、
過去の心の傷が癒されたところがあったり、
両親の愛に気が付けたり、
家族とより関係が深まったのは確かだから、
総合評価として花まるをつけることにしよう。

母が話を聞いてくれるのがすごい変化だ。
昔は話し合い自体が困難だったし、
向こうに非があっても謝ることはなかった。
だから話し合いを試みるのが無駄というか、
意味のないことだった。
ほんとうにあまりにも長い時間をかけて、
家族からの言葉や色んな出来事があって、
本人も一所懸命に考えた末に、
変わっていったのだと思う。

人が考えを変えるのは本当に難しい。

だからこそ本当に奇跡的なことだと思う。

そのまま変わらずに生きることもできる。
その人のたった一側面かもしれないが、
何十年と人生を生きてきても、
目を疑うような性格を持った人もいる。
その表面に出ているもの原因は、
複雑に絡まり合っていることが多い。
その人だけのせいではないことも多い。
でも結局は自分がどういう考えをするかで、
ものの見え方が全く異なるのだと思う。
自分の考えで苦しんでいることに
本人も気がつかないまま、
苦しいから不平不満や怒りを撒き散らし、
そのまま生きる人も多いだろう。

しかしなんと母は
「このままの自分ではいけない、変わりたい。」
と言ったのだ。
わたしの人生の驚きランキングの中で、
上位に食い込む大騒ぎな出来事だった。

本当に自分で言うことではないのだけれど、
母にとってわたしが安全基地になれたことも、
変化のひとつの理由じゃないかと思った。

 

 

マンガでわかる愛着障害〜自分を知り、幸せになるためのレッスン〜」の中で、安全基地になりうる人の5つの要素が挙がっている。

①安心安全…一緒にいても傷つけられない
②応答性…求めている時に応じてくれる
③共感性
④安定性…気分や都合で対応が変わらない
⑤誠実さ

これらをまとめて作中のセリフで、

「優しくて親切だけど、必要な時には言いづらいことも言ってくれる人が安全基地となれる人。」

とも言っている。
わたしは完全な安全基地ではなかった。
相手との境界線を完全に引き忘れていて、
近づきすぎて癒着気味になってしまったり、
エネルギーを使い切ってしまったりと、
まだまだ改善の余地はある。

でも、わたし自身が長い時間をかけて、
自分を大切にできるようになるにつれて、
母の傷も受け入れられるようになった。
そうしたら相手が癒やされて、
無理に変えようとしなくても、
変化していくのを目の当たりにして、
ものすごくびっくりした。

自分が変わることが最優先事項
だと再認識できたし、
変わったら他の人を変えられる、
ということも知ることができた。
また、絶対できないと思っていた、
両親を大切にしなさい
という御言葉を握りしめ続けて、
ほんとうによかったし感謝したい。

そして母と関わる中で、
わたしは相手を巧みに納得させるような、
力強い話術は持っていないし、
タフに活動し続けられるエネルギーもない。
色んなことが気になって不安になりやすい。
だけどこの個性が活躍できる場が
もしかしてあるのかも?とも思えた。

母が少しずつ、
幸せな考え方に変化したらいいな。
でももうすでにすごい奇跡が起きている。

 

…ひとり暮らし再開の話から、
こんなところに着地してしまった。

わたしも、神さまという
恐ろしく頑丈な安全基地と一緒に、
あたらしくがんばろうと思います。

 

大好物のスタバのチャイがスティックに!


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HSPな個性を生かすライフハック、看護師をしながら感じたこと、日常のことなどを書いてます。写真と時々イラストも。