
わたしのはたらく病院は、紙のカルテを使っています。
体温と、脈拍を、赤と、青の色鉛筆をつかって、
表に、はかった値のところに点をつけます。
そうしたら昨日と今日の数字を、線で結びます。
まっすぐになるように、定規をつかいます。
それなのに、ついつい急いで引くから、
点と点の上に線が書かれてしまったり、
定規をつかっているのに線がゆがみます。
まっすぐな線を引く道具をこの手にもっているのに。
そういったことを繰り返しながら、
神さまはいつも正しいことをおっしゃるけれど、
聞いたわたしがその使い方をまちがったら、
正しく生きられるはずなのに、
楽しくしあわせに生きられるはずなのに、
愛をめいいっぱい受けてるはずなのに、
なんだか結局しっぱいだなあと思いました。
とにもかくにもわたしと愛をしたいと思って
罪にまみれていたわたしの手を取り、洗って、
この歴史によんでくださった神さま。
神さまと話しつつ、
願われることをしていきたいなと思いました。